バスフィッシングにおける基礎知識

ブラックバスを釣る方法や特徴・地方名/クロマス、バス
・分布/日本各地
・釣り場/湖沼、池、河口域、河川の下流・中流など

数ある釣りの中でも、最も身近で簡単にできるのが「バスフィッシング」。池や湖に生息する淡水魚「ブラックバス」を狙って釣るのがバスフィッシングです。

何匹釣ったかという数の多さより、50センチメートル以上の大物を釣ることが楽しく、またそれが大きければ大きいほど仲間に自慢できます。

ミミズやカエルなどをエサにして釣る人も居ますが、魚食性が強いため魚の形をしたルアーという疑似餌を使って釣るのが一般的です。

このルアーにも色々な素材(木、プラスティック、金属)があり、その形状や使い方はさまざま。水面で使うものや、水中に沈めて使うもの、中には水中に留めて誘うタイプのものもあります。

前出のような硬いものだけでなく、ゴム素材を使った疑似餌も大変人気が高いです。ミミズ、カエル、ネズミやトンボなど、周辺に生息している昆虫などの形が再現されています。

一般的には趣味でやることが多く、野池やダム、川などで釣りますが、一定のルールを設けて、制限時間内に釣り上げた重量を競い合う、トーナメント形式の大会なども行われています。

揃える道具もそれほど多くなく簡単に始められるところが、バスフィッシングの人気の理由のひとつと言えるでしょう。


1.特徴
原産地はカナダ、アメリカ南東部あしので日本には食用を目的として神奈川県・芦ノ湖に1925年(大正14年)、実業家の赤星鉄馬によって放流されたものが日本各地に広がり現在に致っている。正式名はラージマウスバス(和名、オオクチバス)とスモールマウスバス(和名、コクチバス)だが一般的にはブラックバスで通っている。

ラージマウスバスは名のごとく口が大きく、上アゴの後端が眼の後縁直下よりも後方にある。スモールマウスバスは上アゴの後端が眼の中央直下までしかないので区別できる。

体色は両種とも腹部上から背部にかけて緑褐色で背側に暗褐色はんてんの斑点があり、吻端から尾ビレにかけて幅広い黒褐色の縦帯がある。湖沼、池、河川の下流・中流域に生息し水生昆虫、エビ類、小魚、ザリガニなどを好んで捕食する。大変貧食な魚で在来種の魚類を駆逐するとされ問題になっている。

スモールマウスバスは一部でしか確認されていなかったが近年各地に広がりつつある。このスモールマウスバスはラージマウスバスよりも猛檸とされ、さらに在来種の魚類の激減が心配されている。

多くのルアーフィッシャーマンはキャッチ&リリースをしているのであまり食べることはないが元々は食用として放流されるほどなので食味は悪くない。ムニエルや塩焼きなどにすると美味しい。


パワフルな魚
バスはパワフルな魚であるとともに獲物を待ち伏せするクレバーな頭脳を持った魚である。
獲物をまるごとのみ込む大きな口とその獲物をまるごと消化してしまう強い胃袋も威力である。ここではバスの体を探検してみよう。

各器官を分析する
バスがルアーを追うのは視覚、聴覚、嗅覚からだが、なかで最も重要な働きをするのは視覚である。それが食べられるものかどうか、種類は何か、おいしいかまずいか、大きさは、などを一瞬で判断してルアーに襲いかかる。
こうしてルアーにフッキングしてはリリースされているうちに、バスはルアーの正体を見やぶってスレッカラシになっていく。

バスの分布
大正14(1925)年に日本で初めて芦ノ湖に放流されたブラックバスは、翌年20cmほどに育って約30尾が確認され、芦ノ湖に定住した。
そして戦後の昭和29年に相模湖でバスが確認され、昭和35年になると津久井湖や震生湖でルアーによって釣れだした。
このころからバスは富士五湖や平野部の池沼でも釣れるようになり、今では北海道、沖縄をのぞくほぼ日本全土に棲息している。特に西日本の方に形、数がそろっている。


バスの食性
ブラックバスはどう猛なフィッシュイーターである。
フィッシュイーター(魚を食べる魚)といっても昆虫、カエル、イモリなど魚以外の生物も食べる。でも胃の中からはこれらの生物はあまりでてこない。
水系にこれらの生物が少なかったり、季節も関係しているかもしれないが、胃の内容から見ればバスの好物は小魚とエビ類である。
小魚はオイカワ、ワカサギ、ヨシノボリ、マブナ、モツゴ、ドジョウにモエビとザリガニである。

中型までのバスの胃袋にはこれらのベイトフィッシュが平均して入っているが、大型バスからはザリガニが多くでてくる。
大型バスは体重から動きがにぶくて小魚を思うままに追えず、行動範囲が比較的せまいザリガニやドジョウを主にねらっているからであろう。
いずれにせよバスフィッシングはそのフィールドに多い魚を考えてルアーを選択するのが良策である。


2.釣り方
ブラックバスはまさにルアーのターゲットといっても過言ではない。他にはエサ釣り、フライフィッシングでも釣ることはできる。バスルアータックルはスピニングロッドとスピニングリール、ベイトキャスティングロッドとベイトリールの組み合わせになる。

ルアーは攻める層(レンジ)によって使い分ける。水面であればトップウォータープラグやバズベイト、表層はスピナーベイト、ミノー、クランクベイトなど、中層はバイブレーション、スピナーベイト、グラブ、下層はワーム、ラバージグ、スピナーベイト(ディープダイバー)、底はワーム、スピナーベイト、ラバージグ、メタルジグになる。水色や天候時間帯などによっても使い分けが必要になる。

湖沼、池、川のポイントは橋脚周辺、ワンド、立木、倒木、岬、大石、ゴロタ、インレット、リリーパッド、ウィード、アシ周辺、木陰、アウトレット、桟橋周辺、消波ブロックなど多数ある。


バス釣りで使う仕掛け
クランクベイト
バスフィッシングのために作られた代表的ルアー。テクニック以前に、アグレッシブに使い続けることで威力を発揮する。タフった状況下で、ワームの苦戦を後目に時として爆発するのがこのルアーだ。

バイブレーション
ことバスを惹きつけるという点においては非常に効果的なルアー。広いシャローエリアでポイントを絞り込めないときや、そのときのバスの状況を知りたいときにはまずこのルアーをキャストするのがセオリー。

ミノー
いかにもベイトフィッシュを模した形状をしているのがミノーの特徴。形だけでなく、ただ引きで小魚そっくりの泳ぎ方をしたり、ロッド操作で瀕死の小魚を演出できるものもあり、釣れるぞという気持ちにさせてくれる。

トップウォーター
活性の高いバスが水面を意識しているときに、静かにポイントにアプローチできればトップウォーターほど面白いルアーはない。使える状況は限られるが、好条件の日は必ずくる。そのときに備えて、用意しておきたい。

スピナーベイト&バズベイト
アピール度は、バイブレーションと並ぶ。ウィードレス効果が非常に高く、バイブレーションでは一発で根がかりするような場所でもガンガン攻めることができる。パイロットルアーにもなり、バスの活性を上ける効果もある。

メタルジグ・ラバージグ・テールスピンジグ
バスが深場に落ちる真冬にメタルジグは欠かせない。春から秋まで出番の多いラバージグも、実は冬場に大活躍する。
活性が落ちて、口を使わなくなったバスが、ラバースカートの微妙な動きに猛然とアタックしてくるのだ。

ソフトルアー
ソフトルアーを使うときにもっとも重要なのが、いかに底をキープできるか。
慣れないうちは根がかりの連発になるだろうが、底の起伏か感じとれるようになれば、アタリもつかめるようになり、釣果もグンとアップするはず


ブラックバスを狙う釣りにおいて知っておきたい点
それはエサ釣りのように「静」の釣りではなく「動」の釣りであるということ。バスフィッシングにおいて使用するものは生き餌ではなく疑似餌のルアーであることがほとんどである。

フナやコイ釣りのように餌でターゲットを狙う場合は、針に通した生き餌から流れ出る体液などの匂いを探って魚がやってくるが、バスフィッシングにおいてはルアーによる音と動きで生き餌を真似して魚を釣るため、むこうから勝手に魚がやってくることはない。

「動」の釣りというからには1か所で竿を振り続けてルアーを動かしてもバスは、その動きにスレ(飽きる)てしまい食いつくことはまずなくなるだろう。

心がけることは1か所1投。ブラックバスで釣果を望みたいのならば、足を動かし様々なポイントを次々と狙っていくことが好ましいだろう。1か所でただひたすら釣れそうなポイントだから、と粘っていても竿を振れば振るほどバスは警戒してしまうだけである。


3.ルアーでブラックバスを釣る方法
湖の釣り、特にブラックバスを釣るのなら、面白いのはやっぱりルアーで最初の一匹を釣ることでしょう。いよいよルアーでバス釣りに挑戦してみましょう。どんな魚でもルアーで釣れるんですけれども、その季節によって釣れるルアーが限られています。

季節はずれのルアーを使わないためにも、釣具屋さんとか、もしくは釣り人に素直に聞くのがいいですね。

一番無難なところでワームを使うのがいいと思いますけれど、基本はそこに棲んでいて、魚が餌としているものに合わせることです。よく水の中をのぞきこんでみると、小魚がいるから、それに色とか大きさを合わせるんです。これが「マッチ・ザ・ベイト」です。

そういう大きさとか色を合わせたワームを、針の下にオモリを付けたダウンショットにして釣ります。初心者はサオを動かしすぎるさらいがありますが、なるべく動かさずにじっとしているという釣りがいいですね。ダウンショットのことを「常吉リグ」と言うんですよね。みんな「ツネっている」なんて言っています。

湖で確実に釣りたいなら、まずレンタルボート屋さんに行きましょう。そこで地図とかをもらったり情報を収集してからボートを借りて、教えてもらったポイントに行きます。そのポイントにアンカーを打ち込んでしまって、ひたすらそこで釣りをするというのがいいんですね。

ブラックバスには回遊性があるから、最初は釣れなくても、釣っているうちにだんだん寄ってきたりします

ノーシンカーという、オモリをまったく使わないやり方もあります。ワームの重さだけで沈ませるというやり方です。だから、ずっとほっておくわけですね。ジワーッとゆっくり沈んでいくんです。それだけ自然な感じで落ちるので、神経質で疑い深い魚もつい食べちゃう。

このノーシンカーの釣りと常吉を駆使すれば、湖の釣りで魚を見ることができるはずです。バス釣りは季節を考えてバス釣りには、シーズナルパターンというのがあります。

季節によって、バスがどこにいるかというのが全然違うんです。寒いときは「ホーム」といって、自分の住まいにいる。それが春先に向けて産卵場に行く。その途中で1回立ち止まるポイントもあるんです。

だから住みかにいるか、産卵場に行く途中なのか、産卵場なのかという3つのパターンがあるわけです。それを見極めて釣り方を考えなければいけない。

どのシーズンにも通用するのは、先ほどのダウンショットというやり方です。そこから先は専門的になってきます。

釣りをしている人たちを観察して、みんなが浅いところで釣っていたらそういうポイント、もっと深いところ、日陰物陰で釣っていたらそういうパターンなんだなあと考えていけばいいでしょう。

魚が針にかかったらアタリと合わせ
魚が針にかかったらどうするか。アタリがあったら、うまく合わせて魚を取り込まなければ魚は釣れません。

よく覚えておいてほしいのは、魚を釣ったら、サオの曲がりをキープすることです。糸の強さだけでは魚は引き寄せられないから、ギュッと魚をかけたら、魚とサオの角度が90度を保つように気をつけながら、ずっと曲げたままにします。

魚がギュンギュンと引っ張ったらサオをおろしてやって、魚がこっちに寄ってくるときは、余った糸をリールでぐいぐいと巻いてやります。

「糸ふけ」といって、糸がたるまないように、そしてサオがぴんと伸びてしまわないような一定の抵抗を魚にかけ続けます。みんな、むやみに魚を引っ張るから、ラインが切れたり魚がはずれてしまったりするんですね。

アタリから取り込みの手順を、順を追って説明します。
まずアタリから。ずっとサオ先を見ていると、サオがピクピクピクと動くことがあるでしょう。これがアタリです。

そのピクピクというアタリをとるうえでも、糸がたるまないようにしておかなければなりません。糸電話といっしょです。糸電話でも向こう側でちょっと振れただけで振動がこっちに伝わるでしょう。

原理は糸とサオでも同じです。その振動を増幅するのがサオの性能でもあるんです。糸電話でも糸がたるんでしまうと聞こえないのと同じで、サオもあまりゆるく張っているとアタリに気づきません。あまリピンピンというのではなく、気持ちゆるみをもたせつつ、張っておくのです。

ピクピクというアタリがあったら、すぐに合わせてサオを上げてしまうと、糸が切れてしまいます。アタリというのは、針がまず魚の口に刺さるんですね。針の先がちょっと刺さったような状態でプルプルッとなるから、まずそのときに針をもっと刺してやるようにする。

サオを掃くように動かして確実に針が刺さって、ギュンというアタリがあったら、勢いよく合わせる。2段階で合わせるわけです。ギュッと合わせたときに、もうそれ以上サオを上げるのは無理、ということが多々あります。

だからリールを巻きながら合わせていくわけです。そうすればグーッともうひとつ合わせられるでしょう。

ただし、ギュッと合わせてそのままゆるめると、ゆるみすぎて抵抗がなくなってしまうから、戻しながら糸の余っている部分を巻き戻してやるわけです。

そして、最初はサオの先が曲がるぐらいで合わせ、それから2度目はサオの胴が曲がるぐらいに思い切り合わせます。その間に段をつけちゃいけない。グングンというのはだめで、グーングーンという感じにするんです。魚にとっては「イタタタタ?」という感じ。針を刺して、貫くといえばいいんでしょうか。

そうすると魚は物陰から引きずり出されてしまう。最初にいきなり合わせると、魚をびっくりさせてしまうし、糸も切れてしまいます。

この合わせの力加減というのは、数を釣ってこなければなかなかわかりにくいんだけれど、これに慣れないと、うまく針にひっかけても魚を手にすることはできないんですね。
魚とやりとりしながら、魚がむこうに逃げようとしたらこっち側にサオを立てて、あっちに逃げようとしたらこっちにやって、先ほど書いたようにサオとラインの角度を90度に保ちながら、なるべく手元に魚を引き寄せてくるようにするわけです。

その引き寄せてくるときに、魚がバーンとジャンプすることがあります。そのままドボーンと水に落ちたときに糸が切れてしまうから、魚がジャンプしそうになったら素早くサオ先を水の中に入れる。なるべくねじ伏せるように、魚を水の中に入れるようにサオ先で調整していくんですね。そして手元まできたらボートの近く、岸の近くに引き寄せるんです。


バス釣りに必要な小物
ライン
バスフィッシングでおもに使われるラインは、ナイロン素材かフロロカーボン素材のものだ。最近では、ナイロンにフッ素樹脂加工した「フロロナイロン」というものも登場してきた。トップウォーターでの釣りや、軽いルアーを自然に漂わせる場合には、しなやかで伸びがあり、軽いナイロンラインが有利。障害物が多いポイントでの釣りや、底の小さな起伏を探るような釣りでは、硬くて根ズレに強く感度もいいフロロカーボンが絶対だ。
ここのところ注目されているのが生分解性プラスチックを素材にしたライン。根がかりなどで回収できなかったラインが、自然のなかでしだいに分解されるというスグレモノだ。

フック
ワームセットにしても、プラグにセットされたトリプルフックにしても、バスの口に刺さったり根がかりを繰り返しているとフックポイントが甘くなってくる。そのまま使っていては確実なフックアップができず、バラしの原因になるので、フックポイントのチェックはマメに行いたい。
特に外国製のプラグに付いているフックのポイントは、はじめから甘いことがあるので、購入したらチェックし、釣り場に出る前にきちんとヤスリで研いでおこう。
ワームフックの場合、最近の製品は化学研磨によってフックポイントを鋭くしてあるので、甘くなったら研がずに変換してしまったほうがいい。

シンカー
シンカーは地味な存在だが、このところ、新素材のシンカーが登場したり、シンカーの固定に海釣り用の小物が使われたりと、にぎやかになってきた。
スプリットショットは、ガン玉とか力ミツブシとかいわれて海釣りでもよく使われていた。キャロライナリグのナツメ型中通しオモリも、海釣りではみんなが使っている。これらを固定式にしたり、半遊動式にしたり、あるいはラインをキズ付けないようにセットしたりと、さまざまなノウハウがあり、それを有効活用しない手はない。
いま大流行のダウンショットリグも、早い話、海釣りの胴突き仕掛けと同じだ。一度釣り道具店をのぞいてみると、新しい発貝かあるかもしれない。

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