1.イワナ・ヤマメという魚
渓流のルアー対象魚イワナ

河川の最上流部、渓流にはイワナが棲み、その下流の渓流から中流の清流部にはヤマメ、アマゴがいる。
ヤマメと混棲するウグイもルアーにヒットする。

イワナ
渓流最上流部と山上湖に棲息する冷水性のサケ科の魚である。
川では40~50cmどまりだが、湖では80cm以上にもなり、一昔前にフィーバーした開高健の銀山湖の大イワナは有名。物音、人影に敏感で、異常を感じると岩の下に入って半日もエサを追わなくなる

ヤマメ
イワナよりやや下流と湖がテレトリーで、関東以北にヤマメ、関東以南にアマゴが多い。
イワナともども晩秋から初春は禁漁期間となっており、釣りは晩春から初秋の間となる。
イワナ以上に警戒心が強く、警戒すると全くエサを追わなくなる。
渓流下部が主な釣り場だが、中流部では田園地帯の用水にも大型が見受けられ、こういう地域では大雨の後に用水から流されたヤマメが川の淵で活発にルアーを追うこともある。

2.仕かけ
3月になると渓流釣りが解禁になるが、釣れる魚はサビが残って動きもまだにぶい。ルアーの本格的シーズンは4月後半、遅いところでは6月に入ってからになる。
タックルは渓流ならスピニングシステムでOKだが、湖ではハードなタックルも必要になる。



渓流のポイント
解禁当所は動きがにぶかったイワナ・ヤマメも4月後半からはルアーを活発に追うようになり、5月後半から6月になると山深い渓も盛期に入る。
解禁初期は上流部より中流部の里中がねらいで、このころは瀬や淵、出合い、トロ場がねらいになる。
5~6月の最盛期を過ぎて夏になると魚の活性はにぶくなり、釣り場は少し上流になる。

下流から上流にさか登りながら釣るのが基本で、右ききの人は川の左側、左ききの人は右岸をさか登ると釣りやすく、疲労も少ない。
ルアーは小型スピナーがベストで、上流に向かってキャストし、ポイントを通過するようにリーリングする。



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