1.カツオ

・地方名/トックリ、スジガツオ、ホンガツオ、マンダラ、ビンコ、コヤツ、カチュウなど(以上カツオ)、ウズワ、メジカ、ソウダ、スボタなど(以上マルソウダ)、メジカ、ウズワ、メシカ、ソウダガツオなど(ヒラソウダ)
・分布/日本各地
・釣り場/沖、磯、防波堤

カツオは常に潮に乗って広い範囲を泳ぎ回っている。通常はエサのイワシを求めて移動しており、オフショアでは船長が長年の経験を生かしてこのイワシとカツオが出会うポイントを見つけ出すのだ。

状況によっては海上にものすごい鳥山ができたり、カツオの大群が、潮目を移動する場面に遭遇することもある。このような時がルアーでカツオを狙うチャンスで、船はカツオの群れを激しく追い回す。当然カツオの群れを発見した船上は興奮状態となるわけだ。

広い海の上のことだから船長だけがカツオを探しているよりは乗船者全員で探した方が当然確率は高くなる。また水面にカツオが出ていなくても魚探の反応を見ながら潮目やパヤオ周辺をジギングすることもある。

特徴
カツオの体形は流線形で尾が細くなっていてスピードが出るようになっていしきる。腹部に数条の暗黒色の縞がある。これは生きている時はあまり目立たないが死んでから鮮明に出てきて、さらに時間がたつと不鮮明になってくる。

初夏に黒潮にのって北上するのを上りガツオと呼び、秋に南に戻るものを下りガツオと呼ぶ。下りガツオの方が脂がのっていて美味とされる。マルソウダは細長い紡鍾形で体の横断面が丸いことからマルソウダの名が付いた。尾はカツオ同様細い。

体色は背部が暗緑色で後方にサバのような虫くい斑模様が見られ、腹部はきれいなうろこ銀白色である。鱗が第2背ビレの後方まであるのでヒラソウダと区別ができる。ヒラソウダはマルソウダより体形がやや側偏していて体高が高い。

体色は背部に斜めの暗色の模様・うろこがある。鱗が第1背ビレと第2背ビレの中間下方で終っているのでマルソウダと区別ができる。カツオとヒラソウダは新鮮なものは刺し身、たたきなどで食べられるが、マルソウダは血合いが多く味が若干落ちるといわれている。

2.釣り方
マルソウダとヒラソウダは初夏から晩秋にかけて外洋に面した内湾に寄ってくるため、防波堤や磯からのカゴ釣りや船釣りのコマセ釣りやカッタクリ仕掛けで釣られる。指示ダナよりも仕掛けを下に落とし寄せエサを振りながら巻き、仕掛けをタナに合わせ、常に仕掛けが寄せエサの中にあるようにする。

カツオはイワシの活きエサの泳がせ釣りやカッタクリ仕掛けが主流である。活きエサは散水機によってできる泡の中にエサを入れれば食ってくる。かかったら強引に上げたい。近年はルアーも人気でマルソウダ、ヒラソウダ、カツオともメタルジグで狙う。

カツオ類は鳥山やナブラを探すことが重要である。メタルジグは15~60gを使用する。ナブラ後方や近くにメタルジグを投入してファーストリトリーブで巻けばよい。


キャスティングとジギング
オフショアのカツオタックルは基本的にシイラのタックルと同じでよい。狭い船上ではロッドがあまり長いと取り回しに苦労するし、周りの人をひっかける恐れもあるので、8フィート前後の短めの製品をお薦めする。キャスト時の飛距離も問題ないはずだ。

もっとも魚探を見てカツオをバーチカルジギングで狙う時には遠くへキャストしないのでロングロッドでも構わない。体力に自信のある人は9~10フィートのロッドを使えばジャーク(シャクリ)のストロークを大きく取ることができ有利だ。

ラインは16~20ポンドが一般に使われており、先端には30~50ポンドのショックリーダーを付ける。ルアーでのカツオ狙いにはジグを使うことが多くなるので、ラインのヨレを少なくするためにもスイベルは使った方がベスト。

群れの先頭にルアーを通す
カツオはまず、沖の潮目で鳥山やナブラを探し回って群れを見つけることから釣りが始まる。群れは徐々に移動しており、鳥の移動方向やスピードから瞬時にカツオの進行方向を見極めて、素早く先頭を押さえるようにキャストする。ルアーが先頭のカツオの目前を横切れば満点だ。

カツオが水面に姿を現さない時は群れの向こう側にジグをキャストし、3~4m沈めてからリトリーブを始める。こうすることにより、こぼれ落ちたイワシを狙って深めに沈んでいるカツオも効率良くヒットさせることができる。

さらに深いタナにカツオカゴいると船長から聞いたときはジグを落とし込んでしゃくってみよう。

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