1.シーバス
堤防からシーバスを狙う場合、2通りのパターンが考えられる。ひとつはシーバスの回遊を待って釣る方法で、潮通しのいい堤防をポイントに選んで昼夜を問わず粘りぬく。そしてもう1つは移動を繰り返して攻略する方法だ。

船影、排水口周辺、海流に変化のある場所、月あかりの下の影になる部分などを次々と叩いていく。こちらの方は夜間に釣果が集中することが多い。

どこにでもある堤防だが、ポイントを知らなければシーバスは釣れない。しかし、狙い方さえ間違えなければ、かなり高い確率でシーバスを手中にすることができるのも堤防なのである。できる限り情報を収集し、確実なデータを元に釣行計画を立ててシーバスをキャッチしよう。


シーバスという魚
ソルトウォーター(海)の釣りでシーバスと呼ばれるスズキはハタ科の魚で、荒磯にいるかと思えば河川の奥深くまでさかのぼるおかしな魚である。アユを追って川に入ってくる春以外の季節に、スズキが淡水域を遡上する理由が見当たらない。

食性は貪食で、エビ、カニ、小魚から環虫類まで何でも食べ、それも生きたものを好む。
出世魚でコッパ→セイゴ→フッコ→スズキと成長につれて名がかわり、ルアー釣りの対称になるのはフッコからである。他に磯を好むヒラスズキがいて、これは胴の幅が広く、頭が大きい。
夜行性で釣りはまずめからの暗いうちが時間帯。尾ビレで水面を歩くテールウォークは特技である。

シーバスの年間行動
スズキは行動半径は大きくないが、季節に応じて移動をする。
冬を湾口で過ごしたスズキは水温の上昇とともに内湾に群れる小魚を追って接岸する。
獲物はイワシやサバで、遡上をひかえて河口に群れるアユは大好物のエサである。
夏場を内湾の堤防や根で過ごしたスズキは、秋が深まると少し深場に移る。この時の活性もかなり高い。


2.釣り場別仕かけ
深場でメタルジグやバイブレーションプラグを使う場合はベイトシステムもあるが、シーバスにはおおむねスピニングタックルを使う。
夜釣りが多いシーバスは、ベイトタックルのバックラッシュは致命的なトラブルといえる。ロッドは港湾で7~9フィート、河口で9~10フィート。ラインは14lb前後。ルアーはTW、ミノー、クランクベイト、メタルジグ

シーバス釣り場
釣り場は内湾の堤防、河口の護岸、磯、そして船がある。
なかで釣りやすく、ある程度釣果が見込め、ビギナーに最適といえるのが堤防と汽水域の護岸である。
内湾の堤防は障害物が豊富なためエサになる小魚が集まり、これらをねらってスズキがまわるからである。
また常夜灯の明かりや係留される船の明かりも好条件となっている


多彩なルアーで攻略
数多いシーバスフィールドの中で、トップからボトムまで色々な種類のルアーにチャンスがあるのが堤防だ。何が一番いいか、その場の状況を判断して幅広い選択をしたい

フローティングミノー、シンキングミノー、シンキングバイブレーションプラグがあれば通常のポイントはカバーできる。また、小型のミノーを使用できるのも堤防ならではの特徴である。ベイトフィッシュの大きさを参考にルアーのサイズをセレクトしよう。

昼間のルアーのカラーは基本的にナチュラルカラーでいい。潮が澄んでいる時はシルバー系、濁っている時はゴールド系が最良だ。
夜間の場合はシーバスヘのアピールが必要となり、レッドヘッド(頭が赤、ボディーが白)やパール系の蛍光色などが有効だ。

8の字引きとテクトロ
回遊を侍ってシーバスを狙う場合に大切なのは我慢。目の前でボイルでもあれば水面をリトリーブしてくればいいのだが、ここだと思ったポイントでひたすらキャストを繰り返すのがシーバスをキャッチする一番の近道なのである。また、障害物の際などを狙う時には徹底したスローリトリーブがいい結果を出すことが多いので、基本に忠実に狙うことも大切だ。

状況によっては沖から追ってきたシーバスがなかなかルアーをくわえないまま足元まで来てしまうことがある。こんな時には8の字引きを試してみよう。リトリーブしてきたルアーを止めずに、連続動作で8の字引きをすればバッチリだ。その他、究極のテクニックとしてテクトロという方法もある。

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