ブラウントラウトの特徴をとらえた釣り方を詳しく紹介

1.生態と習性


原産地はヨーロッパで、日本には昭和の初期にアメリカより移入された外来種のサケ科の魚。体形はニジマスとよく似ているが、側面に黒禍色の斑点と白くふちどられた赤い美しい斑点が散在しているのが特徴

ニジマスほどではないが各地で放流が行なわれている。自然繁殖のものは少ない。
生息場所は主に湖で、大きさは4年で40センチほどに育ち、大きなものは80センチ以上に成長する。天然魚の場合、産卵は秋に行なわれる。

小さい頃から自分の体長の半分近い大きさのワカサギやニジマス、ウグイの稚魚を食べるほど、小魚が大好物。水生昆虫も食べるが、ノッチ(羽化)の時はニジマスと同じように水面でこれを襲う。


ブラウントラウトという魚
シューベルトの名曲に「鱒」がある。ブラウントラウトはそのイメージになった魚でニジマスによく似ているが、体にある黒点が大きくてニジマスより数が少ない。
またニジマスにあるレインボウの帯がなく、体全体に朱点が散らばっている。
冷水を好み、成長が早いのはニジマス属の特徴だが、野性種なので警戒心が強くて狡猾である
エサは水生昆虫、貝類、小魚などで、産卵は秋から冬に行われる。
現在栃木県中禅寺湖、山梨県本栖湖、富山県黒部川、山梨県桂川に棲息し、常設釣り場でも見かける。

仕かけ
ブラウントラウトは日中は深場にいるので、スプーンをカウントダウンして落とし込んで釣る。
暗い曇天や、水面が静かな朝夕のまずめは比較的浅場に出てくる。
こんな時はスプーンとともにフローティングタイプのミノーがいい。

ブラウンの棲むフィールド
ブラウントラウトは水生昆虫も食べるが、好物は小魚。
ワカサギ、オイカワ、ウグイ、アユ、それにイワナやニジマスの稚魚が主食だ。ブラウンはそんな小魚が多い冷水の湖に棲んでいる

2.アプローチ
ブラウントラウトはニジマスより陸釣りで釣れる可能性が大きいが、やはりボート釣りの方が有利である。
陸釣りの場合はポイントに近づいたら、岸から少し離れたところから第一投をキャストする。
ブラウンは急流の岩場などでは岸辺にいることが多いからだ。
その釣り場が釣り歩いていける形だったら、進行方向に数回ずつキャストし、そこから歩いてまた進行方向にキャストのパターンをくり返す。

ポイント
ブラウントラウトはあまり回遊をせず、岸に近い障害物周りなどに居着く魚である。
湖では流れ込みや桟橋、島周り、大石、岬、ワンドなどがポイントだが、特に岩場や急深のガレ場は有望なポイント。スプーンをキャストしてカウントダウンで沈め、カケアガリに沿ってルアーを引いてくる。


シーズン
釣り場は湖が主になるため、ニジマスと同じく禁漁期間が設けられている。
解禁後は、スレるのも警戒心が強まるのも、ニジマスより早いため、人の少ない時間帯をねらうようにしたい。

基本的にニジマスと同じで、水温が4℃から9℃の間が釣りやすい時期である。
ベストシーズンは、解禁当初の春と秋。高水温期の夏場は、水温の下がる朝夕に限られる。

ルアー選びのABC
ミノープラグが主体となるが、スプーンも初期には有効だ。ミノーもスプーンも、カラーはゴールドを基本色とすればよい。
ミノーの場合、大きさはニジマスよりひと回り大きめのサイズのほうが効果的。

フィールドテクニック
ブラウントラウトは、ニジマスのように回遊性をもたず、障害物などに定住する、定着性のタイプの魚である。

湖では、湖岸沿いのカケアガリ、倒木またガケ下の岩場などに居つく傾向があるから、ポイントは湖岸の変化した障害物の周りがねらい目となる。また、シーズン初期は水深がある深場につき、最盛期を迎える頃には、岸近くの浅場までポイントが広がる。

ルアーアクション
小魚を好む魚のため、ルアーはなんといってもミノープラグが強い。ミノーイングテクニックは、棒引きではルアーを見破られるためグリグリメソッドがベストだ。

とくに大型のモンスター級ほどルアーにはスレているので、ロッドやリールでアクションに変化をつけることが大切。

またシーズン初期は、カケアガリや障害物周りでは、スプーンが威力を発揮することがある。

テクニックは、キャスト後カウントダウンして底まで沈め、斜面にそって底スレスレにゆっくり足元まで引いてくるのである。
追いが悪い時は、ジグザグリトリーブが効果的。

ただし、根掛かりによるルアーの消耗が激しいので、予備のルアーは多めに持参したほうがよい。


この記事を見た人は、合わせてこんな記事も読んでいます!

ナチュラム