ルアーフィッシングとは?初心者でもわかりやすく楽しめる釣り方を紹介


1.ルアーフィッシングとは
ルアーフィッシングとは、擬餌バリを使う釣りのことだ。この釣りの起源は、1700年代にヨーロッパの湖で、昼食中にあやまって食事用のスプーンを水へ落としてしまったところ、ユラユラと沈むスプーンを目がけて、大きなニジマスが襲いかかったのをヒントに始まったといわれている。

日本へは、昭和の初期に入ってきた。当初は湖沼で、ごく一部の釣り人だけがこの釣りを楽しむ程度だった。その後、ブラックバスやニジマスの移植、放流が盛んになるにつれて、全国的に普及していった。

現在では、湖沼はもちろん、渓流や海にまでフィールドが広がっている。ルアーやロッド、リールなどもさまざまなタイプのものが登場し、そのバリエーションも増え、ルアーの専門店は、かなりのにぎわいをみせている。

今では、どのフィールドでもルアーを振るアングラー(釣り人)の姿を見かけるほど、ルアーフィッシングは人気の釣りのひとつとなっている

ルアーにはプラグ、スプーン、スピナー、ワームなど種類がいろいろあって、ねらう魚の種類、性質、大きさ、使うフィールド(釣り場)、天候など自然条件に合わせて使い分ける。同一のルアーでも多種の色分けがされていて、これも条件に合わせて使い分けて魚を誘うのである。

ルアーには「誘う」とか「誘惑」するという意味がある。
ルーツは300年くらい前のヨーロッパの湖で、湖畔で食事していた人が水中に落としたスプーンに、大きなブラウントラウトが襲いかかってきたのがヒントで始まった。

2.ルアーで魚が釣れるわけ
ルアーで魚が釣れる理由は大きく分ければ2つになる。
その1つの理由はリ・アクションと呼ばれる反射食いである。
自分の身近に突然現われる食べ物かもしれない物体。

相手が生物なら少しでも見過ごせば逃げてしまうはずだし、とまどっていれば他の魚のエサになってしまう。だから一瞬のうちにそのエサにとびつかなければならない。
もちろん魚がそんなことを考えるわけではない。反射食いはルアー対象魚(肉食性の魚)が生きるために持ち合わせている習性なのである。

リ・アクションがエサかどうか確認しないでルアーにとびつくのに対して、もう1つの理由はルアーをエサとみなして襲うのである。
ブラックバスを例にとれば、ミノープラグはアユでありオイカワであり、ワカサギなのだ。

ミノープラグだけではない。トップウォーターもクランクベイトも大好きな小魚(ベイトフィッシュ)なのである。
本物の魚に見え、しかもアクションによって反射食いの要素も加わるのだからバスはたまらない。

ワームだって底でユラユラしていればミミズに見え、中層を早く泳げばアユやウグイなどの小魚に見えるだろう。
さらにルアーには音で魚を誘うタイプや匂いで魚を引き寄せるものもある。ルアーはあの手、この手で魚を誘惑する擬似餌なのである。


魅力
ただ魚を釣りたいと思うのであれば、イミテーションのエサを使ったルアーフィッシングより、本物のエサを使った釣り方に分があるのは当然のことだ。

しかし、ルアーフィッシングでは、金属やプラスチックなどを素材にした、味も臭いもしないルアーを、まるで生きているかのように動かし、ルアーに生命を吹き込むことにより魚を誘い、仕留めることができる。

つまり、ゲームとして自分でパターンを作りだし、その戦略どおりにルアーを選択し、操作して、魚とのかけひきを楽しむことが、なによりも大切な釣りなのだ。

ルアーフィッシングは、ただ魚を獲ることだけが目的の釣りではなく、明るく楽しく、魚と遊びたわむれる姿勢が大事なゲームフィッシングなのである。


対象となる魚
川や湖沼、海には、さまざまな種類の魚が生息しているが、ルアーでねらえる対象魚は、食性が小魚類や水生昆虫などの虫類、また、エビやカニなどの甲殻類といった肉食性のエサ、それも生きているものを捕食するフィッシュイーターと呼ばれる魚たちである。だからこそ、ルアーを操るテクニックが重要になってくるのだ。

ベストシーズン
人間にも、暮らしやすい季節とそうでない季節とがあるように、魚にも、活動的になる時期と、逆に動きが活発ではない時期とがある。

魚が活動的になるためには、水温との関係がとても重要だ。たとえば、冷たい水を好む魚であれば、水温が低い寒い季節、高い水温を好む魚は、水が温かくなる春から秋にかけて活動が高まる。つまり、魚はエサを取り快適に生活できる季節に活性が増すのである。

したがって、ルアーで魚をねらうにあたっては、魚種ごとの活劇期、つまり、魚がよく釣れる時期となるベストシーズンを知ったうえで、ゲームをじっくり楽しんでいただきたい。


3.マナーとルール
ロッドとリール、そしてルアーがそろっていれば、いつでも手軽に、スポーツ感覚で釣りを楽しめるのが、ルアーフィッシングのよいところだ。 しかし、安全対策には十分に気をつけてほしい。

他人に迷惑をかけたり、トラブルを起こすなど、マナーやルールを守らず、自己中心的な釣りのスタイルでは困りものである。

ルアーフィッシングもほかの釣り同様、周囲に迷惑をかける行為は絶対に避け、安全に釣りを楽しむことを十分に心がけてほしい。マナーやルールへの気配りが大切なのである。

・悪天候での釣行は避ける
シーバスなどは海が荒れ気味の時に大釣れすることがあるが、それだけに危険というリスクも大きい。たとえ魚がよく釣れそうであっても、命と引き換えになるような条件での釣行は絶対に避けよう

キャスティングは周囲をチェック
防波堤や船上、混み合っている釣り場、夜間の釣りなどでは、魚より先に、人間を釣ってしまうといった事故が多い。キャストする時には、周囲の安全を十分確認すること

ヘラブナ釣りも同じだが、ルアーフィッシングにはキャッチ&リリースというルールがある。
釣った魚をまた水中にもどそうということで、魚の「命」ということからは実にすばらしいルールだが、果たしてこれでいいのだろうか?

特にブラックバスは他の魚を食い荒らすので各漁協のきらわれものの魚なのである。
それにトリプルフックにかけてダメージを与えさらに長時間かけて計量して水の中にもどしても生き残る魚はわずかのはずである。

魚でも「命」は大切である。だけど「魚を食べたい」などの理由なら無理してリリースする必要はない。ただし岸辺に捨てたりして殺すのは常識外である。
キャッチ&リリースよりももっと守らなければならないマナーが釣りにはいろいろある。

まず釣り場に不要になった釣り具や飲み食いした物を残さない。
特にバーベキューをした後の生ゴミはたき火で半焼きにしたくらいでは仕まつに困る。
釣り場の往き帰りに人の家の庭や畑に入らない。釣り場では堤防や船のところに干してある網の上に乗ったり、漁具を荒らさない。

漁船の上に乗ってキャストするなどもってのほかで、立入禁止区域にも絶対に入ってはいけない。
禁漁期間がある魚は期間を守ることが絶対で、入漁料が必要なところは払って釣る。
また、キャスティングは周りに気を配って安全を確認して釣るのが大切


ソルトウォータールアーフィッシングとは
いまだに無限の可能性を秘めた釣りのひとつである。以前はソルトルアーといえばシーバスが代表的であり、現在もそれに変わりはないが、昨今では海の魚のほとんどがルアーマンの対象となっている。ポッパーやミノー、ジグ、ソフトルアーなどを駆使して狙うターゲットの多さは海の持つ魅力であり、それと同時に自然相手の難しさもある。

ソルトウォーターではフレッシュウォーターよりも季節で対象魚が決まってくる場合が多いがゆえに、楽しみ方も多い。例えば真夏の日射しを受けながら回遊魚を狙うオフショアフィッシング、そしてショアから狙うライトタックルのターケットたち。我々は数多い楽しみを海に求めることができるのだ。


まだまだ未開拓の部分が多い
最近では様々な情報の氾濫によって理論だけは耳年増になっている方も多いようだ。確かに各種の情報によって釣れることは釣れる。

しかし、その状況にマッチしないと手も足も出なくなることがあるのも事実である。こんな時に大切なのはやはり理論を踏まえた上での実戦経験であり、ヒット率もその釣行回数に比例してくるものだ。

幸いソルトルアーの場合はまだまだ未開拓の部分が多く、皆さんが開拓する余地のかなり残された釣りであるので、まずは手軽に出かけられる身近なフィールドでのスペシャリストを目指して頂きたい。また、情報は自分で作るものだという気持ちで各地を釣り歩いていくと、意外と自分のポイントを探し出すという新鮮な魅力を再発見できるはずだ。

4.ルアーフィッシングの極意
スポットから絞り出す執念と釣るための工夫がもの凄いのです。 たとえば、変化の乏しい水路で、係留船や水門があればそこにルアーを何度か通すだけでなく、違う種類のルアーに結び直して攻め抜く。 釣り方もそう。足音は立てず、極カ水面には影を落とさないなど、細心の注意を払ったうえで、水色によってルアーカラーを細かく使い分けたり、人とは違うアプローチやトレースコースで魚の不意をついたり、すべてが緻密であり、「絶対に釣る」という執念が大切です。

同じ流入河川でもスポット間の良し悪し、「ここだけ深い」「流れがある」「水がいい」などはキッチリ判断したうえで、雰囲気のない区間は手早く流してしまうのですが、普通ならそういうスポットが来た時点で折り返すか、そもそものエリアを変えてしまうと思います。

エリアの狭い水路でも2往復、3往復した上で、もう移動かなーと半ば飽き気味で見ていると、あと15分だけやらせてと言って、その15分以内で釣っちゃう。 悪い言い方をすれば、このしつこさが今のカスミ水系、とくに流入河川の釣りにおいては明らかな釣果の差になるんです。

両極端な考え方
誰もが実践できるのは、ルアーのサイズ、カラー、スピードをどちらかの極側に振るというもの。 たとえばサイズ。もっとも多くのアングラーが使用するのは、ドライブクローラーならおそらく4.5インチ。そこをハナから外し、閉じドライブクローラーでも9インチ、あるいはタイプの遭うドライブクロー2インチを結ぶのもいいだろう。

カラーについては、やはりワームだったらウォーターメロンやグリーンパンプキン、スカッパノンといった定番色ではなく、シルエットがはっきりしている思いつきり派手なカラーもしくはその逆で周囲に溶け込む地味なカラーを選んでみる。

スピードなら、シンカーのウエイトによって極端に速くするか、極端に遅くするか。遅さを極めるなら放置もありだ。 もちろん、この3つの要素すべてに関して極端な選択をする必要はない。サイズを大きくするだけでも良いし、小さくて派手なカラーというセレクトが答えにつながることだつである。

大きくて、派手で、速ければ、パスに与えるインパクトはたしかに強くなるし、それが有効な場面は無きにしも非ず。しかしフィールドの規模やアベレージサイズによっては、パスを手にするどころか警戒心を高めて終わり、ということにもなりかねないのでご注意を。

そのあたりのサジ加減は、アングラー次第であって、インパクトが大きければ大きいほど、もしくはその逆で小さければ小さいほど釣れるというものではない。

フィールドの特徴(水質やプレッシャー、カバーの有無、ベイトフィッシュの種類など)や状況を踏まえ、なおかつルアーの性能(得手不得手)を考慮したうえで必要な部分で極に援るべきなのである。また、ある湖で、みんながみんなビッグベイ卜を使っていたら、マイクロワームを使っていたら、それが真ん中になってしまう可能性も意議したい。

ローテーションの概念として捉えるものではないということ。 真ん中からスタートして、食わないからサイズを変える、色を変える、速さを変えてみるというのは、言ってしまえばそのやり方自体が今ど真ん中ですよね。結果、場所に対して自分でプレッシャーをかけてしまうことになるし、正解に辿り着くまで余計な時間がかかってしまう。両極から仕掛けることで、ルアーに対するパスの反応も際立つから、答えが早く得られるケースも多いんですよ。


5.ルアーフィッシングQA
Q、ルアーフィッシング上達の早道を教えて
A、まず大切なことはルアーで魚が釣れると信じて、徹底的にキャストを繰り返すことです。

最近は、どこの釣り場でもルアーマンが多くなり、魚もルアーに対して警戒心をもつようになっています。つまり魚がスレしていることが多いのです。

ですから、ちょっと試してみようか、という程度の気持ちでは、魚がルアーを追うケースは少ないようです。根気よく、あきらめずに投げること。それも、これまでのルアーセレクトのパターンにこだわらずにアタックすることです。

できれば、ベテランの先輩に2,3度直接コーチしてもらうといいでしょう。そこで、ヒットしたデータを必ずメモとして残し、自分のデータファイルを充実させること。これが上達の早道です。


Q、これから始めるには、どのぐらいの費用が必要ですか?
A、あなたがルアーフィッシングにどの程度のめりこもうとするかで、費用のかけかたが違ってきます。特売の安物でも、とりあえずの釣りはできます。

たとえばロッドで5000円、リールとラインで5000円、ルアー10個で5000円、合計1万5000円程度で最低ランクの道具がそろいます。でも、ほんとうにルアーフィッシングを楽しみたければ、最初に中級以上の商品を買いそろえたほうが、結局得です。

ことにリールはもっとも酷使するタックルのひとつですから、安物のリールでは、すぐにガタがきてしまうし、ドラグ機能の性能が価格によってまるで違ってきます。

こうして考えると、ロッドで1万5000円前後から、リールはできれば2万円クラス、これにラインとルアーをそろえると5万円前後ということになります。

ロッドの調子や長さは、まず1本のロッドを徹底的に使いこなしてから、次のロッドを買い求めるようにするとよいでしょう。

Q、ルアーの使いわけのコツを教えてください
A、ルアーフィッシングのほんとうのおもしろさは、自分でヒットルアーを見つけることです。

たとえば、渓流のヤマメやイワナはスピナーやスプーンでアタックするのがセオリーですが、小型ミノーはもちろん、ソフトルアーでもヒットさせることができます。

つまり、ゲームフィッシングのおもしろさは、自分でゲームをどう組み立てるか、ということにあります。人から教えられたり、本で情報を集めることも大切ですが、遊び心で魚に挑むほうがいい結果を出すことが多いものです。

そのためにも、魚がたくさんいる釣り場でテストしないことには、ほんとうのテストになりません。魚がいない釣り場で、いくらルアーをキャストしても意味がありません。その意味では、放流量の多い湖や常設釣り場はルアーフィッシングのかっこうの練習、実戦フィールドです。


Q、一番おもしろいルアーのタイプは
A、ルアーフィッシングを始めると、必ず自分の好きなタイプのルアーが生まれます。ことに多いのはトップウォーターやフローティングタイプのルアーです。

このタイプのルアーは、淡水でも海でもルアーにアタックしてくるのが目で見えるので、スリリンングなゲームが楽しめるからです。このタイプのルアーは、魚の活性が高い時に限られますが、逆にトップウォーターで攻めることができる条件を探し出したり、ルアーフィッシングに「テーマ」をもつって遊ぶようになることができます。

そのこだわりは、ほかのルアーでもかまわないわけで、ひとつのタイプのルアーを使いこんでみることが、上達の早道でもあるわけです。
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