竿の持ち方など釣具の正しい使い方

1.釣具の正しい使い方

竿と重りもバランス
釣り場でよく見かけるのが竿の限界負荷以上の重たいオモリを振っている人。コンパクトロッドやルアーロッドで、重たい天秤仕掛けを思い切り振っていたりする。

竿にはメーカーが設定した限界負荷がある。使用できるオモリの重さ(オモリ負荷)が決まっているのだ。これを気にせず限界以上の重さのオモリを使うと本来の性能が発揮できないだけでなく、破損する可能性が高くなる

道具が壊れるのもつらいし、周りの人に危険を及ぼす可能性もあるので設定以上に重たいオモリを使うのは避けよう。重たいオモリもダメだが、設定よりも軽すぎるオモリも本来の性能を発揮できない場合がある。

適合負荷を知って、竿本来の性能を100%活かすと、さらに釣果が伸びるだろう。そして竿にはライン(ハリスなど)の適正号数も設定されている。

これよりも細いラインを使用すると竿のパワーがライン強度を上回るのでアワセやキャスト時に結束部切れが起こりやすくなる。逆に太いラインを使うとやり取り中や根掛かり時にライン強度が竿の強度を上回って無理な力が掛かってしまい竿を傷めることもある。

オモリもラインも多少適正から外れても使用できるが、その場合はゆっくり投入したり、ドラグを緩めに設定するなどして竿を守ってやろう


竿とオモリの設定
竿とオモリ負荷の関係は、竿の種類によって変わるので注意する必要があります。

磯釣りや船釣り用の竿には、オモリ負荷○○号と表示されているものが多いです。
例えば磯竿でオモリ負荷が1~3号であれば、最小で1号から、最大で3号までのオモリを使っても良いということなのです。ルアーロッドはg表記の場合があります。


オモリの設定が悪い場合
・魚がかかったことがわかりづらい
・魚がかかっても逃してしまう
・キャスティング時など負荷が生じて壊れる
・キャスト時にコントロールが悪くなる


竿とリール仕掛けのバランス
投げ竿に1500番ほどの小さなリールを付けていたり、細い磯年に投げ釣り用の大きなリールを付けていたり、ペイトロッドにスピニングリールを付けていたりしないだろうか?こんなバランスの悪い組み合わせでも魚が釣れないわけではないが、バランスをよくすると一気に釣りが快適になり、釣りやすくなる。

もちろん釣果にもいい影響がでる。たとえば竿を片手で持つことが多いフカセ釣りで大きくて重たいリールを使うと、持ち重りして疲れて手返しが悪くなり、休憩も多くなるだろう。

一方、重いオモリを違投する投げ釣りで小さなリールを使うと、ハンドル1回転での巻き上げ量が少ないため、巻き取りに時間がかかる上に体力も消耗してしまい、やはり手返しが悪くなり、休憩も増えるだろう。

それぞれの釣り方に合った竿とリールを使うことで手返しもよくなるし、1日快適に釣りを楽しめる。そうなると釣果も自然と上がっていく。

バランスが悪いといえば、サビキ釣りで短い竿に長いサビキ仕掛けを使って苦労している人をよく見かける。使えないことはないが、魚が掛かると竿が曲がってしまうので抜き上げられなかったり、魚をつかもうとして絡んだりするのだ。

短い竿しかない場合は、たくさんついているサビキ針の上の何本かを切り取って仕掛けを短くしてやると使いやすくなる。どんな釣りでもバランスが大切なのだ。

針の大きさ
例えば市販の力レイ仕掛けを釣具店で購入するとき、針の大きさやハリスの太さが違う仕掛けがいくつも並んでいてどれを選べばいいか分からず、とりあえず目についた仕掛けを購入したことはないだろうか?

そんなときはターゲットの大きさやエサの大きさに合わせて、針の大きさ(号数)やハリスの太さを選ぶと釣果が伸びるものだ。力レイ仕掛けを例に挙げて解説しよう。

仕掛けのラインナップを見ると多くのメーカーは針の大きさを10~15号と設定している。たかが5号と思うなかれ、実際に並べてみると針の大きさの違いはかなりのもの

たとえば力レイ針15号に細いアオムシをエサに使った場合。実際にアオムシを針に付けてみると分かるのだが、針の軸が太くてアオムシがすぐに弱ってしまったり、切れやすくなる。アオムシの動きは力レイに有効なのだが、これでは効果半減だ。

逆にホンムシ、コウジなど大きめなエサだと、10号の力レイ針ではしっかり刺さらないのでキャスト時に外れてしまい、エサも盗られやすくなる。アオムシをエサにするのであればアオムシが弱りにくい10号を使う。

ホンムシやコウジを使って大物力レイを狙うなら15号を使うなど、どのくらいのサイズのターゲットをどのエサで狙うかによって針の大きさを選ぶようにしよう。

竿の持ち方
テレビで芸能人が釣りをしている場面でよく見るのが「竿尻を握ってリールを巻いている」姿。

これだとハンドルを回す手が安定せず、ギクシャクした素人っぽいやり取りになってしまう。中には「釣りが趣味」と言いながらこんな巻き方をする人もいたりして。

リールを巻くときは、リールの足を口指と龍指の間で挟み込むようにしてリールシートをしっかり握り、竿尻をヒジに当ててやろう。うまく見えるだけでなく、スムーズにハンドルを回せるのでバラシも少なくなる。

投け竿のようにリールシートから竿までが長い場合は竿尻を脇や股に挟んで巻いてもいい。特に股に挟むと思った以上に巻き取りやすく、遠投することの多いベテラン投け釣り師の多くがやっている。巻き取りが疲れるという人はぜひ試してみよう。

2.大物を釣るためにはドラグ調整をする
ドラグというのはリールにある機能で、設定した強さ以上の力でラインが引っ張られたときに、ラインが出ていくようになる機構です。

大物がかかったときにラインが切れるのを防ぐためにあります。このドラグの調整をうまくやると、ラインのキャパシティ、性能を超えても、ある程度耐えられます。サオが目いっぱいしなって、もうしなれないというときになったら、ラインが出てドラグが鳴ります。これをよく「ドラグが悲鳴をあげる」という表現をしますね。

たとえば10ポンドという表示になっていれば、10ポンドの力で引っ張っても切れませんよということですが、それでは10ポンドで引っ張ったときにラインが出るようにすればいいのかというと、そうではありません。

ラインを結んだりすると弱くなるので、耐えられる強さは表示より3分の1くらいになってしまうからです。そういうことを考えてテンションを調節するんです。

このドラグテンションの調整は、バネ計りを使って重さを確かめながらやります。何グラムのところでリールからラインが出てジジジといい始めるかということを、確かめながらやるのです。

ラインのポンド数を見ながらこれを調整するわけです。表示以上の魚がきたら切れてしまうから、切れないためにドラグを調整する。ルアーのときは手の感覚でするんですが、海の大きな魚を釣るときはこれをやっておかないと後悔します。

ドラグがジジジといい始めて、そのまま糸が出っぱなしのときは魚の勝ちなんだけれども、魚はだんだん息切れするので、そのタイミングで引いてやるんです。船ならば近づきながら巻いたりもするんですけれど、そのかけひきです。ドラグはそういう重要なパーツですから、釣りをする前に必ず調整をしておくことが大事です。


テンビンで糸絡みを防止
防波堤でテンビンを使う釣りといえば、投げ釣り。遠くへ投げても仕掛けが絡まないように、また、ハリ掛かりした時の衝撃をやわらげるためにも使う。

あまり根掛かりがないなら、草テンビン、やや根掛かりがあって、巻き上げ時に浮かせやすくするならジェットテンビンを使う。潮流の速い所では、スパイクテンビンが使われることもある。

投げ釣りのほか、ハゼのミャク釣りで、三徳や小型の片テンビンを使うこともある。

オモリで正確にポイントヘ
根掛かりの多い場所でのブッコミ釣りには、ナツメ(中通し)型がよく使われるが、ブラクリ型、ナス型、短冊型を使う人も多い。
ウキ釣りやヘチ釣りもオモリは必要だが、軽いものでよいため、ガン玉、割リビシ、カミツブシ、板オモリなどが重宝する。

これらのテンビン、オモリは、 自分が使用するサオや仕掛けとのバランスを考えて、重さを決める必要がある。サオのオモリ負荷表示を参考にするとよいだろう。軽すぎれば役に立たないし、重すぎはサオの負担になる。

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