確実に魚をゲットするためのアドバイス
1.ドラグ調整
大物とファイトするためにはドラグの調整が必要だ。
海の獲物たちの強烈な走りを前にしてドラグを締めっぱなしにでもしたら、細いラインなど一瞬にしてラインブレイクしてしまう。
かといってドラグを緩め過ぎるといつまで経ってもランディングできない。確実に魚をランディングするためにも適切なドラグ設定が必要なのだ。
一般的にはバネバカリで調整する方法が簡単で確実だ。まずはタックルをセッ卜して、実際のファイトと同様の体勢をとる。ラインの先端にバネバカリをつけてドラグが滑り始めたときの目盛りを読む。
ドラグの設定はライン強度の1/3を目安とする。例えば12ポンドラインは約6kgなので、その1/3の2kgになるようにドラグを調整すればいい。
簡単にドラグを計る方法はありますか?
ドラグチェッカーを使って計測するのが良いです。先に設定したい重さのオモリを結び、それを持ち上げて計測することもできます。例えば2kgに設定するなら2Lのペットボトルに水を入れて、それをロッドを曲げで持ち上げつつ、ドラグを調整し、ラインが出るところが約2kgのドラグです。
フッキング
ソルトルアーでのフッキングはファーストリトリーブの反動で向こう合わせになることが多い。しかし
確実にフックアップ(ハリにかける)させるためにはしっかりと合わせることを怠ってはならない。一部のターゲットを除き、海の魚は口が堅いので、合わせが弱いとバラシの原因となるため注意しよう。
基本的にほとんどの対象魚はアタリと同時に合わせて一気に鋭くフッキングさせる。もっとも状況や対象魚によってはひと呼吸おいて魚がルアーを完全に喰わえ込んでから合わせた方がよい場合もある。
たとえばシーバスがゆっくりとルアーを追ってくるようならひと呼吸おいてから合わせたほうがよい。エサを食うのが意外と下手な魚なので、その方が確実にフッキングする可能性が高い。
2.ファイティング
魚をヒットさせることができたら次はファイティング、魚とのやり取りだ。魚とのかけひきに勝つためのテクニックを身につけよう。
ドラグが確実にセットされていれば大型の魚にも慌てることはない。魚種によってはヒット直後に一気に突っ走るものもいるが、最初は無理に寄せようとせず走らせてやる。最初のうちはパワーが十分にあるのでラインブレイクや口切れには注意しよう。
ただしキャッチ&リリースを前提としたゲームのつもりならば太めのラインで早めに釣り上げるようにしたい。ファイトを長時間続けた魚はリリースしても死んでしまう可能性が高い。
ライディング
ヒットさせた魚を取り込むことをランディングといい、ロッドのパワーで抜き上げられないような大物のランディングにはネットかギャフを用いる。
ランディングネットを使う場合は、ネットで魚を追いかけるのではなく、魚をネットに誘い込むのがコツ。またランディング後にルアーのフックが網の目に絡まりやすいので、フックを外しやすいナイロン製の物が便利だ。
ギャフはリリースを前提とするならばあまり使いたくないが、どうしても使う場合は魚の口に掛けるようにする。
ちなみにリリースするならばランディング後の魚には直接触らないようにしよう。やむをえずリリース時に魚に触わる場合には必ず手を濡らしてからにしよう。
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