1.イワシ
・地方名/ヤシ、ヒラゴ、ヒラデ、イワシ、ナナヅボシなどく以上マイワシ〉オオメイワシ、ノドイワシ、ウルメ、ドンボなど(以上ウルメイワシ)〈カタクチイワシ〉セグロイ
ワシ、シコイワシ、ヒシコイワシ、カエリ、タレクチなど(以上カタクチイワシ)
・分布/日本各地
・釣り場/防波堤、磯、沖

特徴
イワシの由来は「ヨワシ」または「イオヨワシ(弱い魚)」からきているといわれるように釣り上げた後にすぐ、弱ってしまう魚である。一般的に釣り対象魚となる代表種はマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシになる。

マイワシは体側に7個から十数個の黒点が並び他のイワシに比べて体高がある。全長は最大で25cmにもなる。ウルメイワシは眼が大きく、脂瞼(透明な膜)がありうるんでいるように見えることが名の由来である。

体色は背部の部分が暗青色で他のイワシと区別ができる。カタクチイワシは吻(上アゴ)が下アゴより著しく突き出ているため口が片方にしかないように見えるのが名の由来である。背部が暗青色なので別名、セグロイワシともいわれる。鱗は大きくはがれやすい。

釣りの生きエサとしてもよく使用されるが、新鮮なものは刺し身にすると最高なのでクーラーボックスに氷と海水を入れて、イワシをビニール袋に入れて直接氷にふれないようにして保存したい。また天ぷら、フライ、干物にしてもよい。

2.釣り方
イワシは大きな群れで回遊し、動物性プランクトンを捕食している。夏から晩秋(地方によって異なる)に湾内、湾内に寄ってくるので初心者でも簡単に釣れる。仕掛けはサビキ仕掛け、トリックサビキ(空バリ)が一般的。

サビキ仕掛けは寄せエサとしてコマセをエサ袋(カゴ)に入れ、竿を上下してコマセを振りだして釣る方法。トリックサビキは溶けたコマセを専門の容器に入れ、その中をハリが上下するようにしてハリにコマセが付くようにする。

それを静かに海底に降ろすとイワシがおもしろいように釣れる。どちらの釣り方も一匹釣れてもすぐに上げないで追い食いをさせることが数釣りのポイント。

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