1.ラインとフックの知識
ライン
ラインはキャストのショックや魚の強い引きに耐える過酷な義務と、与えられるアクションをルアーに忠実に与えるしなやかさを備えていなければならない。
摩擦に強く、結束強度があってショックにも耐え、よく見えることが条件となる。ビギナーはショップの人に聞いて選ぶのがベストで、ラインの選択はバスのベイトシステムが10lb(約2.5号)、スピニングシステムが8lb(約2.0号)、湖のトラウトが8lb、堤防のシーバスが12lb(約3号)以上が目安である。
ラインには透明度の高いものから赤や黄色、緑のカラーラインまでいろいろある。
透明でもカラーラインでも釣果にあまり影響がないが、ルアーの行方がわかるカラーラインの方が便利である。
フック
ルアーフィッシングにはイカリ型の3本バリのトレブルフック、2本バリのダブルフック、それにワームなどソフトベイトに使われる1本バリのワームフックがある。
ワームフックにはフッキングがより確実なオフセットフックがあり、他にスレバリ同様返しがないバーブレスフックがある。フックはオイルストーンで常に鋭くしておくこと。
ポンド表示
ラインは我々ルアーマンとターゲットたちとをつなぐ細い糸だ。どんなに
高価なタックルを使ったとしても、ラインが高い性能を発揮してくれないと全く意味がない。
安価なラインを使い捨てという考えの方もいるが、毎回釣行のたびにラインを巻き替えるような人はそんなにいないだろう。
ルアー専用ラインは号数表示ではなくポンドテストで表示されており、これでライン強度を判断する。専用ラインにはIGFACLASSと表示されたものがあり、品質も安定しているので、初心者はこれを目安に選べばまず間違いはない。
慣れてきたらハードかソフトか、巻きぐせはつきにくいかどうかなど各メーカーの特徴を見て、自分の好みのものをセレクトしてみよう。
2.信頼できるラインを使う
理想のラインとはどんなラインなのだろうか。あれだけ細いラインに全てを託すのだから信頼できることが最大の条件だ。
では、ラインを信頼するための条件とは何だろう。それは
ライン強度の安定性と対摩耗性、そして耐久性である。
ラインの太さが一定にできてなければ部分的に弱いところがでてしまうし、根ズレに弱いとちょっとこすれただけでラインブレイクしてしまう。ラインがこすれているのが分かるラインならばまだ対応のしようがあるが、あっというまに切れてしまうようでは問題外だ。
ソルトウォーターではラインの痛みが激しくなりやすい。強度の低下したラインで泣きを見るより、早めにラインの交換をしていきたい。
PE号数 |
ナイロン号数 |
m/m
|
キログラム(kg)
|
ポンド(lb)
|
|
0.5号
|
|
0.90kg
|
2lb
|
0.25号
|
0.6号
|
0.128
|
1.13kg
|
2.5lb
|
0.3号
|
0.8号
|
0.148
|
1.36kg
|
3lb
|
0.4号
|
1.0号
|
0.165
|
1.81kg
|
4lb
|
0.5号
|
1.25号
|
0.185
|
2.26kg
|
5lb
|
0.6号
|
1.5号
|
0.205
|
2.72kg
|
6lb
|
0.7号
|
1.75号
|
0.218
|
3.17kg
|
7lb
|
0.8号
|
2.0号
|
0.235
|
3.62kg
|
8lb
|
1.0号
|
2.5号
|
0.26
|
4.53kg
|
10lb
|
1.2号
|
3.0号
|
0.285
|
5.44kg
|
12lb
|
1.4号
|
3.5号
|
0.31
|
6.35kg
|
14lb
|
1.6号
|
4.0号
|
0.33
|
7.25kg
|
16lb
|
2.0号
|
5.0号
|
0.37
|
9.07kg
|
20lb
|
2.5号
|
6.0号
|
0.405
|
11.34kg
|
25lb
|
3.0号
|
7.0号
|
0.435
|
13.61kg
|
30lb
|
3.5号
|
8.0号
|
0.47
|
15.88kg
|
35lb
|
4.0号
|
10号
|
0.52
|
18.14kg
|
40lb
|
5.0号
|
12号
|
0.57
|
22.68kg
|
50lb
|
6.0号
|
14号
|
0.62
|
27.22kg
|
60lb
|
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